前回ご紹介したイタリアBialetti社のBrikka(ブリッカ)。
こちらの2カップサイズを実際に使用してみてのレビューと、気付いた淹れ方のポイントをご紹介します。
ブリッカ2カップサイズで作れるエスプレッソの量
ビアレッティを買うとき、サイズで迷いますよね。特にモカエキスプレスは1カップ用から細かくサイズが刻まれてて、「どれがいいの?」ってなりますよね。
これはあくまでモカエキスプレスの進化版と呼ばれる「ブリッカ2カップ用」のケースですが、参考にしてみてください。
使用するコーヒー:約14〜20g(コーヒー豆の種類により変わります)
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抽出されるエスプレッソ:約40ml
※その日のブリッカの調子で、エスプレッソの量は多少前後します。
私はこのエスプレッソ40mlに牛乳200mlを加えて、毎回ラテにして飲んでます。
ブリッカの2カップサイズは、1人用にピッタリだったな!というのが個人的な感想です。
クレマはちゃんとできる?
モカエキスプレス以上に圧力がかかるのでクレマができると言うブリッカ、実際のとこどうなの?って気になりますよね。
じゃじゃん!こんな感じにちゃんとクレマが生まれています!
ただ、やっぱりクレマが上手く出る時と出ない時はあります。
安定してキレイなクレマができるようにまだ試行錯誤中ですが、今は「今日は上手くできるかな〜?」って毎日の楽しみにしてます。
使いこなすのは難しい?失敗は?
口コミを見ていると、「慣れるまでにコツがいる」とか「気を付けないと吹きこぼれる」というコメントもあったりしますが、全然そんなことありませんでした。私は1回目から問題なく使えました。多分もう100回ぐらい使ってきてるけど、吹きこぼれたことも一度もありません。
強いて言うなら、クレマが上手く出来ないとか、ボイラーと呼ばれる一番下のタンク(ブリッカだと下の黒い部分)に抽出後にコーヒーが少し混じっちゃうみたいな小さな改善ポイントは時々あったります。でもそれぐらいかな。
基本的には、説明書に従って正しく淹れれば簡単に美味しいエスプレッソが作れます!なので初心者の方も安心してお使いいただけると思いますよ。
使ってみて分かった!ブリッカで上手に淹れるコツ
コーヒー豆は深煎りがオススメ
エスプレッソ作るぞ!って思ってるので、言われなくても深煎り選ぶわ!って感じですよね。笑
特に私は絶対に牛乳を入れてラテで飲むので、深煎りの方がいいなと感じています。
あと、深煎りの豆で作った時の方がクレマも出来やすい、かつクレマの量も多い気がします。
コーヒーは入れる直前に挽く
マキネッタに限らずドリップでもなんでも、コーヒーは豆の状態で買って淹れる直前に挽く。基本中の基本ですよね、すみません。
最初は「毎回挽くのめんどくさそうだな」って思ってたんですけど、いざやってみると、コーヒー豆挽くところ(いや、なんならコーヒー豆計るところ)からコーヒータイムが始まってる感じで楽しいです。
私はこちらのコーヒーミルを使用しています。コンパクトだし、しっかり挽けるし、丸洗いできるので満足です!
コーヒーの挽き目は細挽き〜中挽き
エスプレッソだと挽き目は「極細引き」が鉄則。
が!マキネッタは極細挽きは絶対ダメです!お気を付けください。細かすぎると、マキネッタのフィルターに詰まっちゃうらしいです。
マキネッタで使用するコーヒーの挽き目は「細挽き〜中挽き」にしましょう。
コーヒーはケチらずたっぷりと
最初の頃は使用するコーヒーをちょっと少なめにしたりすることもありました。が、抽出後にボイラーに残った水にコーヒーが少し混じると言うことが多いのに気付き、それ以降はコーヒーはたっぷりめに使うようになりました。
とは言っても、バスケットにぎゅーぎゅー押し込む必要はありません。空洞ができないように時々ならしながらバスケットに挽いたコーヒーを入れていき、バスケットよりちょっとこんもり盛り上がるくらいの量でいいと思います。
ちなみに、何度も試してみてたどり着いたコーヒー豆の分量の目安がこちら。※ブリッカ2カップ用の場合
- 深煎りコーヒー豆:14〜15g
- 中煎りコーヒー豆:18〜20g
ただ、やはりコーヒー豆の種類や煎り具合でも変わってくると思うので、微調整はご自身で!
サーバーとボイラーはしっかり締める
- サーバー:上の部分(ブリッカのシルバーの部分)。ここに抽出されたエスプレッソが溜まります。
- ボイラー:下の部分(ブリッカの黒の部分)。ここに水と、挽いたコーヒーを入れたバスケットをセットします。
セッティングが完了するとサーバーとボイラーを合わせていざ火にかけるわけですが、この時、サーバーとボイラーをしっかり締めましょう!ここで締めが甘いと、その隙間から吹きこぼれることがあるそうです。あと、しっかり締めることで密閉され圧力もしっかりかかるので、エスプレッソの出来にも影響してきます。
ただし、あんまりきつく締めすぎると今度は外すのに一苦労するので、ほどほどの強さにしましょう。
抽出は弱火で
説明書にも書かれていますが、弱火でゆっくり抽出するのが推奨されています。
あと、コンロを使う場合は、火が大きすぎるとマキネッタの取っ手にまで火が及んで溶けちゃうらしいですよ。
ちなみにうちはIHです(最大火力:6)。最初から抽出までずっと火力2で加熱しています。
抽出が始まったらすぐに火から下ろす
しっかり聞こえる音でコポコポ言い出したらすぐに火から下ろしましょう。そのまま火にかけていると、コーヒーの嫌な苦味が強まってしまいます。
ちなみに、「耳を澄ますとかすかにプシューって聞こえる」程度では、まだ火から下ろさないでください。サーバーには少しコーヒーが出てきてるかもしれませんが、この時点ではまだ圧力が足りないので抽出はちゃんと始まっていません。
抽出後、1分ぐらいそのままにしておく
抽出が終わったら早速コーヒーカップに注いぎたいところですが、ここは1分ほどそのまま置いて待ちましょう。抽出されたコーヒーを全部サーバーに出し切るためです。
すぐに注ごうとマキネッタを傾けカップに入れた後、マキネッタを直立の体勢に戻すとまたボイラーからサーバーにエスプレッソが上がって来ちゃうんです。結局エスプレッソを全てを出し切るのに4-5回に分けて注ぐ羽目になるので、だったら1分待とう、と言う結論に至りました。
逆に何度もマキネッタを傾けて注ぐのが煩わしくない人は、抽出後すぐに注いでいいと思います。
使用後は軽く水洗い
これは色々なところで見かけると思いますが、マキネッタは水洗いでOKです。と言うか、洗剤はむしろNG!器具についたコーヒーの油分でマキネッタ自体を育てていくことで、味わい深いコーヒーが抽出できるようになっていくのだとか。なのでコーヒーの油分を洗い落としてしまう洗剤は使用不可なのです。
と言うわけで、使用後はパッキンやフィルターなどの各パーツを分解してサーっと水洗い。使う方としてもお手入れが簡単なので助かります!じゃないと続けづらいですもんね。
ブリッカで美味しいエスプレッソやラテを楽しもう
使い方も難しくないしお手入れも簡単だし、本当に手軽におうちでラテやエスプレッソが楽しめます。
また、私の場合は「今日は上手に淹れられるかな?」といったゲーム感覚みたいなのもあり、毎日のコーヒータイムが楽しくて仕方ありません!
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