マキネッタはIHで使える?ーIH非対応調理器具をIHで使用可能に

自宅で手軽にエスプレッソやラテが楽しめるマキネッタ。ホントにオススメなんですが、残念なのがほとんどIH非対応なところ。

「なんだよー！うちIHだからマキネッタ諦めるしかないじゃん！」って思ったそこのあなた！

大丈夫です、ちょっとした方法でIH非対応のものでも対応させられるようになります！私も毎日IHでビアレッティのブリッカ使ってますので実証済みです。（マキネッタに限らず、他のIH非対応の調理器具にも使える方法です）

IH対応の見分け方ー使える調理器具

そもそもIHで使える調理器具ってどんなの？と疑問になりますよね。ポイントはこの3つ。
※メーカーにより異なる場合がありますのでご注意を

なので、土鍋や陶磁器、耐熱ガラス、銅、アルミ素材はIHでは使用不可です。（ただし、オールメタル対応IHというのだと、銅とアルミはいけるらしいです）

上記のIH対応基準のうち、マキネッタがクリアしているポイントは基本的に「形状」のみです。底面は確かにフラット。

でも、サイズと素材がクリアできていない。。。

サイズですが、例えば私の持っているブリッカ2カップは底面は直径約8cm。12cmには遠く及びません。

ビアレッティ社製品で軽く調べてみたところ、モカエキスプレスだと12カップ用がやっと12cmを超えるみたい（12カップって、どんな大家族よ?!と言うツッコミは置いとこう）。そう、素材うんぬんの前に、そもそもサイズでIH使えないじゃーーーん！！って話なんです。

なので、ステンレス製で素材はクリアしているヴィーナスやクラスも、結局サイズでアウトなんですね。（だから公式ではIH不可としているのかも）

結局IHでいけるのは、「IH対応」と謳ってるモカインダクションだけみたい。

ただこのモカインダクション、6カップ用のみ。一人暮らし、二人暮らしぐらいのご家庭だと6カップはちょっと大きいですよね。やっぱりもっと小さいサイズのマキネッタもIHで使えたらいいのに！

IH非対応調理器具をIHで使えるようにしてくれる魔法のようなアイテムがあるんです。それは「フラボスク」と呼ばれるこちら！

価格:2,970円
(2022/11/11 19:15時点)
感想(7件)

なんてことはない、ステンレス板です。使い込んで既に色が変化して味が出てきている。

これをIHに敷いてその上にマキネッタを乗せれば、ちゃんとIHが反応してくれてマキネッタも熱くなってきます。

私の使っているのは直径12cmのもので、名前にももはや「モカポット用」って入ってる。イタリア製だし、完全にマキネッタ用に開発されたんでしょうね。

ちなみに、サイズは12cmのものを購入するんでいいと思います。フラボスク（このステンレス板）全体がIHで熱せられ、その熱がマキネッタに伝わると言う仕組みなので、マキネッタが乗っていない部分は無駄に熱くなるだけ。余計な電気代がかかると思ってください。（微々たるものかもしれないけど）

デザインもなかなかオシャレで気に入ってます。

IHでガンガン熱せられるので、使用後はものすごく熱くなっています。絶対に触らないでください！

とはいえ、使用後にどうしても動かさなきゃいけない（フラボスクどけてそこですぐフライパン熱したい、とか？）状況もあるでしょう。そんな時にはこのアイテムで安全に熱々のフラボスクを移動させることができます。

価格:550円
(2022/11/11 19:23時点)

多分IHのメーカーにもよるんだと思いますが、調理器具の温度が上がりすぎると自動的に通電が停止します。うちのIHは思いっきりこの機能があって、フラボスクを使うと加熱が止まっちゃうことがあるんですよね。困る！

でも、試行錯誤を重ねた結果、弱火で加熱すれば高温になりすぎにブリッカで問題なく抽出できるようになりました。

具体的には、

火力2で加熱スタート
そのまま抽出までずっと火力2のまま
（だいたい6分ぐらいで抽出されます）
※使用しているIHの最大火力：6

と言う方法で、安全機能を作動させずに済んでいます。火力を3にしてしばらくすると、高確率でピピピってエラー音出て止まっちゃうんですよね。マキネッタは弱火抽出が基本なのが幸いしました。

フラボスクさえあれば、IHでも問題なくマキネッタが使えるようになります。

マキネッタは本当にオススメなので、「IHだから」と諦めず是非この方法を試してみてくださいね。