気軽に自宅でエスプレッソやラテが楽しめるマキネッタ。
私はビアレッティ社のブリッカを愛用していますが、使い方も全然難しくなく失敗もありません。
ただ、大きな失敗はないものの、「これって正しいのかな?」とか「もうちょっと上手な淹れ方あるのかな?」みたいな疑問はありませんか?
「残った水にコーヒーが混ざる」とか「抽出したエスプレッソが濁っている」といったお悩みにお答えしていきます。
マキネッタのトラブルシューティング
抽出後ボイラー部分にお湯が残ってしまう
これは、きちんと抽出できている証拠で正常です。心配ありません。
空焚きを防止するため抽出後にもボイラーに一定量の水が残るような設計になっています。機種にもよりますが、3~5mm前後の深さでボイラーに水が残るのが普通です。
抽出後ボイラー部分に残ったお湯にコーヒーが混じっている
私はこれに悩まされています。
抽出がうまくいった場合↓
水はほぼ透明です。
しかしうまくいかないとこんな感じ↓
コーヒーが混じってだいぶ茶色いですよね。抽出されたエスプレッソの味が変わるかって言ったら正直大差ない(私が味オンチなだけかも)ですが、でもこの水がきれいな方が気分がいいのは事実です。
片付けでバスケットを外したとき、水がきれいだとテンション上がるけど、茶色いと「あぁ〜。。。」ってなります。
これにはいくつか原因が考えられます。
A1. 挽き目が細かすぎるので少し粗くする
マキネッタは、エスプレッソ用の極細引きは細かすぎるのでNGです。細挽き〜中挽きのものを使用しましょう。
A2. 豆の量が少な過ぎるので増やす
豆の量が少なくてバスケット内部で豆が暴れた可能性があります。分量はこちらをご確認ください。
コーヒーが全然抽出されずサーバーに上がってこない
可能性はいくつか考えられます。
A1. コーヒー豆の挽き目が細かすぎるので、少し粗くする
挽き目が細かすぎてフィルターが目詰まりを起こしている可能性があります。極細引きではなく細挽き〜中挽きのものを使用し、押さえつけずにバスケットに入れましょう。
また、フィルターが詰まっている場合はきれいにしましょう。
A2. 火が弱過ぎるので強める
火が弱すぎる場合もエスプレッソが上がってこない原因として考えられます。もしくは上下のサーバーとボイラー部分がしっかり締まっていない可能性もあるので一緒に確認しましょう。
安全弁から蒸気が出る
正しく抽出ができていれば、安全弁から蒸気は出ません。上の「コーヒーが全然抽出されずサーバーに上がってこない」と同じ理由が考えられるので参考にしてください。
コーヒーがぬるい
火が強すぎて、水がしっかり温まる前に抽出されてしまっているようです。
火を弱めましょう。弱火で5分以上かけて抽出されるくらいがちょうどいい。
コーヒーが熱すぎる
こちらは火が弱過ぎるためです。10分以上かかるような場合はもう少し火を強めましょう。
カップに注いだコーヒーが濁っている
コーヒー豆を細かく挽き過ぎです。もう少し粗めに挽きましょう。細挽き〜中挽きにしてください。
カップに注いだコーヒーの色が薄い
逆に粗く挽き過ぎです。もう少し細かく挽きましょう。また、豆が少ない可能性もあります。
コーヒーが焦げ臭い
細かく挽き過ぎた豆を過剰に詰めたためです。
挽き目を少し粗くし、豆の量も少し減らしましょう。
コーヒーかすがバスケット上部より低い
本来はこんな感じが理想です↓
これには理由が2つ考えられます。
A1. 豆の量が少ないので増やす
豆の量が少ないためです。使用するコーヒー豆を増やしましょう。
A2. 新鮮なコーヒー豆を使用する
焙煎から時間の経った古いコーヒー豆を使用していると、コーヒー豆が膨らまずにコーヒーかすがバスケット上部より低くなってしまいます。
バスケットから出したコーヒーかすがカチカチに固まっている
豆の量が多過ぎます。バスケットを外して逆さにしてかすを出した際、指で触れると簡単に崩れるぐらいが適正な硬さです。
抽出後、サーバーとボイラーが固く締まりすぎて外せません(ブリッカの場合)
まだボイラー内部に圧がかかったままの可能性があります。
サーバーの「バルブ」を引っ張ってみてください(この部分↓)。
「プシュー」っという音がして空気が抜けるので、サーバーとボイラーを外しやすくなったと思います。
小さな問題も解決してより完璧なエスプレッソを目指そう
致命的ではない些細な問題もありますが、それも解決して完璧なエスプレッソを作れた日は気分も最高です!
試行錯誤しながら日々完璧を目指してコーヒーを淹れるのもまたマキネッタの魅力の一つかもしれませんね。
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